
哲学!
昨今書店で見かけるセクシュアリティに関する本の良いトコ取り集大成といった感じで読める本である。
「男はセックスに使う肉がほしいだけ。女という人格は必要ではないのだ。」と言い切るという力技。男としては耳が痛い言葉である。人格を否定する者の人格を否定されている。
同じく哲学の文字を使っている二村ヒトシ「モテるための哲学」にも似て「何のためにセックスしたいのか」「何のためにモテたいのか」と書いている。読み手も「自分は?」と考えさせられるだろう。
生の女に性欲が向かなくなりつつある現代男性に喝!「オタクは観察者。観察者は観察されることに極めて弱い」スポットライトがあたると脅えが先に立ち、生肉に性欲が持てなくなる。安心できないと勃起することは難しい。女性に弱気だったり、「声かけられねぇ~。地蔵だ。」なんてことになった経験がある人は、自分の心理分析をする際にも良いヒントが得られる本ではないだろうか。
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